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高校生「政治に関心もとう」 愛知フェス1万5000人

 
 公立、私立高校の学費の格差是正や平和への思い、震災問題など社会問題をうったえる愛知県内の高校生らが3日、「BIGフェスティバル2015」を開催しました。愛知県高校生フェスティバル実行委員会の主催で、名古屋市中区の名城公園に1万5000人(主催者発表)が集まりました。

 同フェスは毎年開催され、今年は戦後70年の節目として「高校生戦後70年『未来』プロジェクト」のフィナーレがメーン企画となりました。

 高校生が、自ら考え作った平和宣言文「僕らの積極的平和」を読み上げ、「私たちが目指す社会は、誰もが安心して学校に通える。誰もが自分の夢を目指すことができる」「誰もが夢に向かって努力できる平和を、私たちから創り出す!」と語ると会場から大きな拍手があがりました。

 フェス実行委員長の日比野和真さん(名経大高蔵高校3年)は「今年は18歳選挙権や安全保障法制が話題になり、高校生も考えなければいけない年になった。政治に関心をもってもらう機会にしてほしい」と話します。「教育に公平を」といった気持ちを踊りで表現した群舞には、県内の私立50校、公立15校の高校から1000人を超える生徒が参加し、注目を浴びました。

 フェス後、5000人のパレードが行われ「僕たちも有権者」「もう辞めてアベさん!戦争は絶対悪!」「私たちは戦争に行きたくない」など高校生の叫びが書かれた手作りのボードを掲げて市内を行進しました。

(11月7日 「しんぶん赤旗」東海・北陸信越のページより)