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基地ひしめく街 「戦争いかん」 元自民後援会幹部ら応援

 
 柳沢けさみ県議予定候補は「困った人をほっとけない」が信条です。生活相談は10年間で2000件超。「12年間共産党の議席がない愛知県議会に今度こそ送っていただき、安倍政権に追随する大村県政にブレーキを」と市内を駆け巡ります。

春日井市区(定数4) 柳沢けさみ予定候補(64)

 春日井市は、航空自衛隊小牧基地、高蔵寺弾薬庫、陸上自衛隊駐屯地と、基地がひしめく街。イラク戦争では小牧基地が輸送機の出撃拠点になりました。
 2014年7月の集団的自衛権行使容認の「閣議決定」を境に、市民から「安倍政権は危ない」「春日井を戦争の拠点にしないで」との声が党派を超えて共産党に寄せられています。

 ■元全国紙記者
 朝日新聞記者だった由本昌敏さん(74)もその1人。「集団的自衛権、秘密保護法、原発再稼働など安倍政権は国民の声を聞かず暴走している」と憤り、昨秋、市内の共産党地域後援会会長を引き受けました。総選挙では共産党への支持を訴えるとともに「赤旗」読者を増やす活動も。「共産党に期待を寄せる人がたくさんいることを忘れずに、全力投球でがんばってほしい」と意気込みます。
 自民党国会議員の後援会責任者をつとめてきた安藤優さん(83)は「戦争だけは絶対いかん。集団的自衛権の閣議決定をした安倍はダメだ」と、柳沢予定候補応援メッセージに名を寄せました。「人の話をよく聞く、けさみさんの人柄にもほれたが、なによりも戦争を止めさせるために、どうしても当選させてくれ。がんばれば可能性がある」と激励します。

 ■住民とともに
 柳沢予定候補は党市議団と連携しながら、住民要求実現の先頭に立ってきました。
 小中学校へのエアコン設置を求める運動では署名を精力的に集め、市を動かして15年度から2カ年で実現することに。
 自身が住んでいる町内に日用品・家電総合店「ドン・キホーテ」が出店する計画では、騒音・渋滞・住環境悪化の不安が市民から出され、いち早く県に申し入れ。住民と「対策委員会」を立ち上げ、8割の世帯から署名を集めました。署名をとり組む中で24時間営業の短縮と要求のほぼすべてを認めさせました。
 JR東海のリニア新幹線問題では、シンポジウムを開き「春日井リニアを問う会」を立ち上げ、市民の不安や要求を聞き取りながら行動しています。リニアが地下を通る市東部は、亜炭鉱跡が原因と疑われる陥没事故が繰り返し起きている地域。2月初旬、「穴が開いた」と連絡を受けた柳沢予定候補は早速現場へ急行し調査しました。

 ■この12年間で
 春日井市区の立候補予定は柳沢氏のほか、自民現2、民主現1、公明現1、維新1。だれがはみ出してもおかしくない激戦区。県民に寄り添って行動しているのは柳沢氏だけです。
 愛知県の財政力は全国トップクラスなのに共産党が12年前に県議席を失ってから暮らし・福祉予算がどんどん削られました。教育費は全国43位、看護師数43位。特養ホーム数は全国最下位です。
 柳沢予定候補が街頭で訴えます。「知事に何でも賛成のオール与党県議会では住民の命や暮らしを守れません。県民の暮らし、命、財産、環境を守るために共産党の議席がどうしても必要です」
(2月22日)