ニュース

大学でどう学ぶ? 愛知の民青 新入生歓迎合宿

 
日本民主青年同盟愛知県委員会は6月30日、7月1日の両日、「大学だけじゃ不満足。新しいことを学びたい」をテーマに学生・新入生歓迎学習合宿を東海市で開きました。

 関西大学の森岡孝二教授が「就職問題から考える~働き方と政治・経済のあり方」、また別の大学の教員が「大学でどう学ぶか~社会科学を学ぶ意義と学生生活」と題して講演しました。

 森岡氏は、大学生の就職難とその背景、就活ストレスによる学生の、うつ病や自殺の増加などを詳細に報告し、「過労死、ワーキングプアにならないため、声をあげ、運動し、社会や職場を変えよう」と強調しました。

 高校までの暗記中心の学習から、大学では自らが考え、様々な問題の背景や因果関係を見究める学習が大切だと述べ「学習と運動を通じて、自分を変え、社会を変えることができる」と訴えました。

 講演後の討論で、就活をしている4年生から「面接などで即戦力として期待していると言われるとプレシャーを感じる」「福祉の勉強をしている。専門性が生かせる仕事につきたい」と発言。

 下級生からは「今年3月卒業予定だった先輩が就職先が決まらず『現役の方が就職に有利だから』と故意に単位を落とし留年した」、「2年生になったばかりなのにリクルート会社の就活セミナーを受講している友人がいる」と語りました。

 参加した新入生からは「これから大学で勉強する参考になった。高校の延長にならないよう自分で考え、主体的に学んでいきたい」「学生は単にサービスを受けるのではなく、教育研究を主体的に受けるとの話が印象に残った。何を学びに大学に入学したか考えることが必要だと思った」などの意見が寄せられました。

 先輩に誘われて参加した新入生が「大学で学ぶことの意義や民青同盟で学ぶ楽しさがわかった」と民青同盟に加盟しました。(7月5日)