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民青が新入生歓迎企画 TPP講演未来考える

 

 日本民主青年同盟愛知県委員会は2月26日、名古屋市内で新入生歓迎イベントの第一回講座を開き、30人の学生が参加しました。

 名古屋大学の竹谷裕之特任教授が「環太平洋連携協定(TPP)と日本の未来」をテーマに講演しました。竹谷教授は政府がTPP参加を推進する背景やアメリカとの関係を詳細に説明し、「参加すれば日本農業はもちろん、医療を含め多くの分野に影響がある。国民には食の安全性確保が心配される」と述べました。

 参加者から「米国産牛肉の規制を撤廃したら、以前のようにBSE(牛海綿状脳症)問題が多発するのではないか心配」、「TPP参加で外国企業や外国人が自由に日本で活動できるようになる。低賃金の外国人労働者が増え、非正規の多い日本青年の労働状況が悪くなるのではないか」などの質問が出されました。

 竹谷教授は一つひとつの質問に答えた後、「学生のみなさんが学びつかんだことを大切にし、問題解決へ行動を起こそう」と呼びかけました。

 民青同盟県委員会や各大学班は3、4月に第2回学習講座や履修相談会、新入生歓迎パーティーなど多彩な新入生歓迎企画を準備してます。参加した同盟員は「新歓企画に多くの新入生を誘って大きな同盟班をつくりたい」と話しています。(2月28日)