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県議選豊橋市 公開討論会 だて氏「くらし応援を」

 

 愛知県議選の豊橋市選挙区(定数5)で立候補を予定する9氏の公開討論会が3月26日、同市で開かれました。豊橋青年会議所が主催しました。
 日本共産党のだて勲予定候補のほか、民主2、自民2、公明1、みんな1、無所属1と、大村秀章知事が率いる「日本一愛知の会」1の各氏が、知事が掲げる県民税10%減税や中京都構想、防災対策などを討論しました。
 だて氏は、東日本大震災の被災者救援に総力をあげると述べました。知事の減税は「大企業・大金持ち優遇であり反対だ」と表明。県の財政力は全国第2位なのに、福祉、教育などは全国最低ランクだと指摘し、国保税引き下げや住宅リフォーム助成など、暮らしを応援する県政への転換を訴えました。
 だて氏はまた、中京都構想は「道路、港、空港などを集中的に整備し、財界本位の開発をさらに大規模にすすめるもの」と批判し、設楽ダムや中部国際空港2本目滑走路の中止などを求めました。農業に壊滅的打撃をあたえるTPP(環太平洋連携協定)への参加反対も表明しました。
 他の候補は、「知事の東三河県庁構想に賛成」(民主)、「知事マニフェストに賛成}(自民)、「知事には党の政策を取り入れてもらった。しっかり連携する」(公明)など、大村知事にすりよる姿勢を示しました。中京都構想に反対したのも、だて氏だけでした。
 防災問題では、だて氏だけが、東海地震の想定震源域の真上にある浜岡原発の停止を要求しました。(3月29日)