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かわえ明美 もとむら伸子両氏 のり業者の訴え聞く 美浜町

1月24日付「愛知民報」

大崎正明組合長(左端)から話を聞く(右から)かわえ明美、もとむら伸子の両氏=11日、美浜町
 節分の丸かぶり寿司(恵方巻き)やおにぎりに欠かせない食材はノリ(海苔)。愛知県は全国有数のノリ産地。板ノリの生産枚数は5億248万3千枚(2007年)で全国7位です。約5%のシェアを占めます。

 しかし、県内のノリ養殖業者は減り続け、01年に543軒あった業者は06年には426軒になっています。

 日本共産党の、かわえ明美参院比例代表予定候補、もとむら伸子参院愛知選挙区予定候補らは11日、美浜町を訪れ野間漁業協同組合の大崎正明組合長と懇談しました。

 大崎組合長は「中部国際空港の空港島ができ、ノリ養殖に対する想定外の悪影響が発生した。島が漁礁になり増えた魚がノリを食べてしまう。島に自然繁殖するアカモクという海草がノリに混じり余分な除去作業が増えた」「ノリ価格の下落で採算が合わない。網や機械のメンテナンス費、船やノリ乾燥用の重油代も大変」と訴えます。

 かわえ、もとむら両氏は価格保障などの日本共産党の漁業政策を紹介し「漁業者の声を国に伝え、要求が実現できるようがんばります」と述べました。

 大崎組合長は「海をさわったらいけないというのが本音。空港建設前に自分たちが描いた“思い”と現実は大きくかけ離れています」と語りました。