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【09.01.04】革新市政の会 名古屋市長選挙予定候補者 太田よしろうさん 新年ごあいさつ

 今年4月の市長選挙に出ることを決意いたしました。

 生まれも育ちも名古屋市中村区です。父親を早くに亡くし、中学生のころから家業の米屋を手伝ってきました。

 米屋は表玄関ではなく、勝手口など家の裏から入っていく風習があり、配達した家でおしゃべりをします。46年間、台所から国の政治、地方の政治を見てきました。

 私は、消防団員を13~14年やりました。今、恒常的に団員が足りません。女性も募集しています。学校のPTAの役員のなり手も不足しています。「パート収入が減るからやりたくない」という声が出ています。

 地域のお祭りも2日間だったのが1日に縮小されているところがあります。多くの市民が必死に働いています。パートを掛け持ちする人もいます。

 そういう中で、保育所が足りない。民営化するという計画もあります。名古屋市立の病院も整理縮小されようとしています。国民健康や後期高齢者医療の保険料が払えずに医者にかかれない人もいます。自動車税や固定資産税が払えなくて差し押さえられる人もいます。

 区役所の税務課を統合して市内3つの市税事務所にする計画もあります。税金が滞って相談したい人はどうしたらいいのですか。滞納している市民のところに区役所から「どうされたのですか」と実情を聞きに来るべきではないですか。市政のサービス低下です。

 1970年代に障害児の不就学をなくす運動を始めました。中村区の障害者運動には長く関わってきました。障害のある子どもたちとたくさん出会いました。

 障害者運動で協力してもらった本山政雄さんが市長になられて、在任中12年間に、保育所もできました。老人医療も無料化されました。敬老パスももらえるようになりました。しかし、最近どんどん悪くなっています。

 私の祖母は両目の白内障手術をして「見えるようになった」と本当に喜んでくれました。今では多くの高齢者、障害者が相次ぐ改悪に怒っています。

 私は、大型事業優先になっている名古屋市政を見直して、市民の目線で子どもたち、障害者、お年寄りといった弱い立場の人たちに光を当てたい。

 革新市政実現のために全力を尽くす決意です。

 【太田よしろうさんの略歴】1944年生まれ。愛知大学2部法経学部卒業。中村区で米屋を経営、愛知県商工団体連合会会長。