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【07.09.13】小牧市議選 30日投票 浪費開発市政ただす 共産党4氏に期待 巡回バス、子ども医療抜群の実績

 小牧市議選(定数28。2減)が23日告示(30日投票)されます。市議選は国の負担増をそのまま押しつける市政か、それとも増税にストップをかけ、暮らし応援の市政に転換できる政党はどこなのが問われています。
 日本共産党から、くす孝一(66)、竹内さとみ(58)、安江みよ子(52)、森ひでみ(52)の現職4氏が立ち、「日本共産党の4議席でムダづかい・庶民増税ストップを」と訴えています。

大型開発破たん

 桃花台ニュータウン―小牧駅間に315億円をかけて建設された新交通システム・ピーチライナーは昨年9月に廃止されました。つづいて1996年に建設した駅西再開発ビル(建設費160億円)に入居していたイトーヨーカドーが今年9月2日に閉店しました。ピーチライナーと同様に甘い利用客予測にもとづく開発事業の破たんでした。
 閉店セールに来ていた女性(54)は「多額の税金で誘致したスーパーが11年で撤退するのは許せない」と話しました。

またも税金投入

 市は駅西再開発ビル問題について反省もせず、またも駅西開発に税金を投入しようとしています。市は91年に1億3千万円をかけて建設した駒止公園をこわし、立体駐車場をつくろうとしています。公園近くには利用者が少なく、地下2階の一部は閉鎖状況の駅地下駐車場(316台収容)があるのにです。
 同公園は市民の寄贈による庭石や樹木があり市民の憩いの場となっています。公園で休憩していた男性(67)は「公園をつぶして必要ない駐車場をつくるなんてとんでもない」といいます。
 ムダ遣いは駐車場建設だけでありません。今年4月から2人の副市長制を敷きました。副市長室の整備に2300万円もかけ工事中です。

財政力を生活に

 小牧市は県内屈指の財政力を背景に「ハコモノ行政」を続けてきました。日本共産党は「豊かな財政を市民生活に」と主張。市庁舎の新築移転を中止させ、この4年間で、巡回バスの増車・増便、3人目からの保育料無料、小学校3年生までの医療費無料化などを実現させてきました。
 今度の市議選で同党は、「破たんが明白な駅西開発を中止し、市民負担の軽減、子育て支援の市政」を訴え、▽介護保険料・利用料の減免拡大▽国保税・都市計画税の引き下げ▽中学校卒業までの医療費無料化▽小牧基地の機能強化反対――などの公約を掲げて4議席確保に全力をあげています。