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【空港】2002.07.30-08.05の動き

●愛知県常滑市沖で建設中の中部国際空港で、空港島と対岸部(前島)が連絡橋でつながった。さらに連絡橋に沿う形で、鉄道連絡橋の建設も進んでいる。現在、作業員は船で島に渡っているが、8月からは海が荒れても島に行けることから、作業はいっそう加速する。

●空港島の連絡橋建設現場で、作業に従事していた男性が熱中症のため死亡。

●中部国際空港会社は30日までに、空港開港後、航空灯火の交換作業車を誘導するため、全地球測位システム(GPS)を導入することを決めた。国内の空港では北海道・新千歳空港が積雪対策のためGPSを利用しているが、積雪対策以外では中部国際空港が初めて。

●愛知県常滑市沖で建設が進む中部国際空港の埋め立て工事について、中部空港会社は31日、来年春には用地造成を終える見通しを明らかにした。空港と対岸部を結ぶ連絡橋も一部完成し、同社は「2005年3月の開港に向けて工事は順調」としている。
空港会社は空港島全体の8割にあたる473ヘクタールを埋め立てるが、31日までに約8割の360ヘクタールの造成を終えている。滑走路部分の造成は年内で終え、残りも今年度内の終了を目指している。また、島の東側の一部で空いている護岸も、8月から閉め切り工事に取りかかる。空港島では現在、1日千数百人が作業しているが、同社ではターミナルビルの建設作業がピークを迎える2004年夏には同約9000人に増えると予想しており、連絡橋だけでなく名古屋港南5区からのフェリー輸送も予定している。一方、県企業庁の埋め立ては107ヘクタールのうち56ヘクタールにとどまっている。企業庁では「アクセス道路や鉄道乗り入れ部分は優先的に進めており、開港に支障はない」と話している。

●名古屋空港税関の今年上半期貿易概況によれば、輸入額は8期連続の増加(前年同月比23・7%)で、2594億600万円となり、過去最高を記録した。輸出額は2期連続の減少、前年同月比4・3%減で746億円。

●新空港開港後の名古屋空港の運営に絡み、県と名古屋市が負担してきた空港整備費の一部が国から返還される問題で、名古屋市は県に負担分(返還額の4割)の返金を要請した。県幹部は名古屋市の恩恵は変わらないと批判した。

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