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給付奨学金を充実させて 愛知・美浜町 民青が学生食料支援

食品を選ぶ学生=16日、愛知県美浜町

 愛知県美浜町で16日、日本民主青年同盟日本福祉大学班が、大学近くの奥田公民館で学生に食料支援する「ほこほこ愛知プロジェクト」に今年初めて取り組みました。2020年6月から始め今回で45回目です。

 事前に学生アパートに案内ビラを配布。試験中でしたが多くの学生が訪れました。「卒業生や地元の人から寄せられた物資です。遠慮なく持っていってください」との声かけに、「試験中でアルバイトを休んでいる」「バイト収入がなく助かる」と語り、食品を選んでいました。

 野球部員2人は「授業のない土日は練習や対外試合でアルバイトができない」「体を鍛えるため多く食べる」と5㌔入り米を2袋持って帰りました。初めて訪れた社会福祉学部1年生は「食品の値上げで1日2食の時もある。先輩に聞いて来た。ありがたい」と話しました。

 アンケートに多くの学生が応じました。岸田政権について「評価しない」と回答した3年生は「政府の物価高騰対策は何をやっているのかわからない。消費税減税など即効性のあることをやってほしい」。国にやってほしいことに「給付奨学金拡充」と書いた社会福祉学部4年生は「卒業後は民間保育園の保育士になるが、借りた奨学金の返済が何年も続く。後輩のために給付奨学金を充実してほしい」と語りました。

(1月18日 しんぶん赤旗)