ニュース

家賃補助支援などして 愛知 尾形知事予定候補と青年が語る

青年と語り合う尾形予定候補(左から2人目)=16日、名古屋市熱田区

 19日告示(2月5日投票)される愛知県知事選挙で尾形けいこ予定候補=無所属、日本共産党推薦=の勝利をめざす、革新県政の会青年連絡会は16日、名古屋市内で尾形予定候補を迎え、「みんなで語るあいちの未来」を開きました。オンラインを含め30人が参加し、青年の要求を語り合いました。

 尾形予定候補は「気候危機の深刻化、コロナ蔓延(まんえん)、物価高で県民生活が打撃を受けている。一方で大村秀章知事は大型開発優先の県政をおこなっている。県民が安心して暮らせるよう医療・福祉・教育を充実させていきたい。県政に反映するため青年の様々な声を聞かせてほしい」とあいさつしました。

 青年から次々と県政に対する意見が出されました。

介護施設職員は「小規模施設で職員が少なく誰かが休むと残った職員が超過密勤務になる。コロナ感染対策費や物価高騰で経費が増大し経営が厳しい。県の支援がほしい」。看護師は「年末に退職者があり、コロナ第8波になり残った職員は大変。3月の年度末に何人退職するか不安になる。県は看護師不足を真剣に考えてほしい」と要望が出されました。

医労連役員は「民間病院では看護師確保のため看護学生に奨学金を出し、紹介業者に多額の費用を出している。そのため今いる職員の賃金値上げができない」。民青同盟役員は「単身の若者は公営住宅に入居基準が厳しく入れないため、家賃の高い民間の賃貸住宅に住んでいる。非正規だと家賃の支払いに四苦八苦している。蓄えなどできない」と実情を訴えました。

 青年の意見に応じた尾形予定候補は「将来を担う青年は県の宝。県が若者支援策をおこなうのは当然」と強調し、介護施設に県独自の助成制度、県の看護職員修学資金貸付制度の復活、若者が県営住宅に入居できるよう改善、所得の低い若者への家賃補助制度創設などの公約を説明しました。

 参加者は、県民に冷たい大村県政転換の必要性を確認しました。

(1月18日 しんぶん赤旗)