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メーデー 連帯の輪 日本各地で

サイレントで「がんばろう」と拳をあげる参加者=1日、名古屋市中区

■ 軍事より感染対策

 愛知県では1日、県中央メーデーが名古屋市中区で、地域メーデーが5市で開かれ、参加者は全体で2000人を超えました。県中央メーデーには「軍事費を削って、コロナ対策にまわせ」「いますぐ最賃1500円、全国一律最賃制の実現」と願いを込めたプラカードや横断幕を持った労働者ら1000人が参加しました。

 知崎広二・県労働組合総連合議長は、軍事費を過去最高にする一方、医療・社会保障改悪を進め、コロナ対策は場当たり的だと菅政権を批判し、「すべての労働者、国民の生活と権利を守り、平和と民主主義を守り抜くために団結を強めよう」と呼びかけました。

 医師の森谷光夫・県社保協議長は「コロナ禍で医療機関は逼迫(ひっぱく)。安心・安全の医療ができなくなる。国にコロナ対策を求めよう」。フラワーデモ名古屋の呼びかけ人の具ゆりさんは「声を上げ、性暴力のない社会にしよう」と訴えました。

 日本共産党の岩中正巳県委員長、衆院東海比例候補の、もとむら伸子衆院議員、長内史子・県青年学生部副部長が参加。岩中氏は「市民と野党の共闘で政権交代に全力を挙げる」と述べました。社民党、新社会党、緑の党の代表もあいさつしました。

(5月2日 しんぶん赤旗)