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被爆75年 各地で追悼 平和願い 鐘響かせ 犠牲者に思い寄せ

平和と追悼の思いを込め、鐘をつく参加者=6日、愛知県あま市

 広島に原子爆弾が投下されて75年となる6日、各地で核兵器廃絶を求める「平和の波」行動が取り組まれました。

 愛知県内各地で「平和の鐘つき」が行われました。あま市の実成寺(じつじょうじ)では、じもくじ平和の会が30年以上前から開催。18人が参加しました。日本共産党の野中幸夫市議も参加しました。

 原爆投下時刻の午前8時15分にあわせ、参加者一人ひとりが追悼の思いを込めた鐘の音を響かせました。新型コロナのため、つどいはありません。

 じもくじ平和の会の丹波真理さん(70)は「両親が広島で被爆した、被爆2世です。ギリギリまで悩みましたが、やらなきゃいけないと思い開催しました」と述べ、「戦争体験を語れる人がどんどん少なくなっている。元気で長生きしてほしい」と話しました。

 被爆3世の女性(45)は「戦争を風化させたくない。若い人達は今のうちに話を聞いて、次の世代につなげていってほしい」。清須市から参加した伊藤さち子さん(69)は「毎年平和行進の県内通し行進に参加していますが、今年は中止になり残念。8月は自分で決めた平和月間。気持ちはみんなつながっている。一人でもやれることをやっていく」と話しました。

(8月7日 しんぶん赤旗)