愛知民報

【17.06.04】警察が運動つぶしを指南 大垣警察市民監視事件違憲訴訟原告 松島勢至さん

 岐阜県大垣市上石津町で僧侶をしています。2005年ごろから、中部電力の子会社・シーテックによる風力発電所の計画が進められました。私たちは、土砂崩れなど自然破壊や低周波による健康被害に不安を感じ、勉強会を開きました。「平穏な暮らしや命を守りたい」という権利を行使しただけです。
 大垣警察署は勉強会を開いた地元住民2人と平和運動をしていた大垣市民2人の個人情報を調べ上げ、シーテックに提供していました。入手した議事録によれば、同署は「御社の事業も進まない」とまるで過激派であるかのような意識を植え付けようとしていました。運動つぶし指南です。
 警察による監視行為は、管理・監視される〝畜生〟の生き方を強要するものです。仏の願いを生き方とする私の願いを否定するものです。
 (5月25日、「秘密法と共謀罪に反対する愛知の会」の学習会での発言)

大垣警察市民監視事件原告松島勢至さん