愛知民報

【18.02.11】急ごう! 安倍9条改憲反対 3000万人署名 憲法改悪反対愛知共同センターが学習交流会

 憲法改悪反対愛知共同センターが2日名古屋市内でおこなった学習交流会で、日本平和委員会の川田忠明常任理事は憲法9条に自衛隊を明記する安倍改憲をめぐる情勢について、「激しいせめぎあいになっている」と強調。5月末までに3000万人署名を集める重要性を語りました。参加者の発言の一部を紹介します。

つながり書き出し 新日本婦人の会中村支部 生駒富士子さん

 新日本婦人の会(新婦人)中村支部は6000人の目標を決め、2月末までに目標の半分をめざしています。
 安倍改憲の問題点を解説したミニパンフ(「新婦人しんぶん」12月7日号)と署名用紙を増し刷りして全会員に届け、みんなの力で署名を集めています。夫、親、兄弟などのつながりをカードに書き出しています。
 新婦人は、小学校区ごとに絵手紙、ダンベル、ヨガ、親子リズムなどのサークルを作っています。そこでミニパンフを使った〝憲法トーク〟をおこない、署名を集める努力をしています。

事前に配布して 安倍9条改憲NO!一宮市民アクション 後藤陽司さん

一宮市民アクションは17団体と個人で結成されました。署名目標は10万人です。
 日本共産党一宮女性後援会が元日に真清田(ますみだ)神社前でおこなった宣伝署名行動では、1時間で140人分の署名が集まりました。
 浅井(あざい)地域では、ビラと署名用紙を事前に配り、宣伝カーで呼びかけながら回収しました。10人で行動し、1回目230人分、2回目は170人分が集まりました。
 尾西地域の団地では8人で100軒を訪問し、43人分集まりました。「安倍首相に怒っている」という反応が寄せられました。

 

川田忠明日本平和委員会常任理事講演 「自衛隊」の危険見すえて

 改憲右派団体「日本会議」の幹部らが名を連ねる「憲法改正を実現する1000万人ネットワーク」は、ホームページで憲法への自衛隊明記を主張しています。また、改憲派が災害救助活動に従事する自衛隊の姿を強調し、「ありがとう自衛隊」キャンペーンをおこなっています。
 「日本会議愛知」のブログでは、昨年7月に東岡崎駅前でおこなった宣伝が紹介されています。
 川田氏は、「自衛隊に対する国民の好感は、憲法9条のしばりがあったから。災害救援など軍事とは別のところで評価されている」として、自衛隊は①日米安保条約によりアメリカの戦略に組み込まれている戦力②自衛隊情報保全隊がイラク反戦運動参加者を調査するなど、国民を監視・敵視する任務を持っている組織であることを指摘。「自衛隊にありがとうとは言えない」と述べました。

川田忠明日本平和委員会常任理事が講演した憲法改悪反対愛知共同センターの学習交流会=2日、名古屋市熱田区

 

北朝鮮問題を語るポイント  

学習交流会で川田氏は、北朝鮮の核開発・ミサイル問題を語る3つのポイントを紹介しました。

①戦争をやってはいけない。

②「抑止力」は役に立たない

③対話以外に「選択肢」はない