愛知民報

【16.11.13】第27回党大会をめざす党勢拡大大運動 日本共産党愛知県委員会石山書記長に聞く 党員、読者増やし、強大な共産党を 総選挙、野党共闘、党躍進の力づくり

 日本共産党は、1月に予定されている第27回党大会の成功をめざして、党員拡大と同党機関紙「しんぶん赤旗」の読者を拡大する大運動に取り組んでいます。同党愛知県委員会の石山淳一書記長に聞きました。

 ―参院選では市民と野党の共闘が大きく広がりました。

 石山 一歩踏み出して一定の成果を勝ち取りました。しかし、日本共産党が目標とした比例代表で850万票、得票率15%はやりぬけませんでした。愛知では43万票の目標に対し、31万票、9・8%にとどまりました。愛知選挙区では、すやま初美候補が善戦健闘しましたが、議席を獲得できませんでした。有権者が日本共産党への共感を持ちながらも投票に行かないということが起こりました。安定した支持者が増えないと、ギリギリのところでどうしても競り勝てません。
 党勢拡大大運動は、次の総選挙で野党共闘を前進させ、43万票を必ず勝ちとるうえで最大の課題です。

 ―かつてない日本共産党への期待が寄せられています。

 石山 安保法制=戦争法の廃止を求める運動でともにたたたってきた人、選挙で協力してくれた人にとどまらず、選挙を通じて新たに結びついた人が日本共産党に入党したり、「しんぶん赤旗」の読者になったりしています。自衛隊の海外派兵許さない、戦争法反対という日本共産党の立場に共感した元自衛官が入党を決意されています。
 東京・豊洲の新市場問題、富山の政務活動費不正の追及など地方政治でも日本共産党が政治を動かす状況が作られています。日本共産党の役割が浮き彫りになっているのではないでしょうか。

 ―若い世代に変化が生まれています。

 石山 民青同盟(日本民主青年同盟)をつくることが政治変革の運動の世代的継承を成功させるカギです。民青同盟は街頭宣伝で結びついた人を同盟に迎えています。学費値上げに反対し、国や愛知県に給付型奨学金の創設を求める運動に共感が広がっています。青年が民青同盟や日本共産党に結びつく条件が広がっています。

 ―民青同盟が元気ですね。

 石山 日本共産党の路線や科学的社会主義の理論を?学ぶ?ということを目的に掲げている組織だからです。同盟員は「学習できる。民青同盟が自分のよりどころになる」と生き生きしています。会議の積み重ねが一人ひとりの同盟員の成長に結びついています。日本共産党が学習の援助をすることが大事です。

 ―日本共産党綱領を紹介する新しいパンフレットが好評です。

 石山 読みやすくレイアウトされたパンフレットを大いに活用して綱領を語り広げたい。具体的には衆院小選挙区予定候補や地方議員を囲んだ「綱領を語るつどい」を大いに開きたい。参加していただいた人に日本共産党への入党や民青同盟への加盟を呼びかける大運動にしたいと思います。

 ―11月25日には田村智子副委員長を迎える大演説会(午後6時半・名古屋市公会堂)があります。

 石山 丸ごと党を知ってもらう全県規模の「綱領を語り、日本の未来を語り合う集い」です。多くの人を党に迎えたい。よろしくお願いします。