愛知民報

【16.05.29】サミット口実にオスプレイ飛来 小牧基地使用を既成事実化

 
 米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイ5機が20日、愛知県営名古屋空港と滑走路を共用する航空自衛隊小牧基地に着陸しました。三重県でおこなわれる主要国首脳会議(サミット)警備を理由としたものです。愛知県は、19日に防衛省から同機飛来の連絡を受けていましたが、外務省の要請を理由に公表しませんでした。
 日本共産党愛知県委員会と安保破棄諸要求貫徹愛知県実行委員会など平和団体は21日、県航空対策課、防衛省東海防衛支局、アメリカ領事館、空自小牧基地に抗議の申し入れをおこないました。日本共産党の、すやま初美参院愛知選挙区候補も参加しました。
 オスプレイは開発段階から墜落事故を繰り返している軍用機です。申し入れでは、「安全性の確認ができていない現状では受け入れできない」という全国知事会の決議(2012年)や、低空飛行訓練の拡大、県営名古屋空港や空自小牧基地使用の既成事実化の恐れを指摘しました。県航空対策課は本紙の写真取材を認めない異常な対応でした。