愛知民報

【15.10.25】川内原発再稼働に抗議 「電力余っている」

 「電力は余っている。原発再稼働は許せない」―原発ゼロ運動が活発化しています。
 猛暑の今夏も電力に余裕がありました。電力需要のピーク時の供給予備率は約12%。安定供給の目安とされる8―10%を上回っています。中部電力では電力需要の最大時でも九州電力や関西電力に融通しています。
 東日本大震災後、節電と太陽光発電が急速に普及し、原発ゼロ社会への展望が見えてきています。
 大震災前の2010年度に比べ、今夏の電力需要は節電で13・5%も減少。一方、太陽光発電は原発12基分に当たる1000万??を生み出しています。中電管内の太陽光発電は原発3基分の300万??に達しています。
 15日、脱原発の市民団体は名古屋駅前で、川内原発2号機の再稼働を強行した安倍政権と九電に抗議する宣伝行動をおこない、「福島を忘れるな」「原発はいらない」の声をあげました。