愛知民報

【14.05.04】リニア中央新幹線説明会 地表から100?の深さも

 JR東海は4月22日名古屋で、リニア中央新幹線(東京―名古屋)建設にともなう地下利用の説明会を開きました。
 県内でリニア新幹線は全線地下。住宅や商業施設、学校などの直下にトンネルを掘る計画です。
 春日井市内では地表からトンネル上部までの深さは40?から100?になります。
 リニア新幹線の必要性について、JR東海は「東海道新幹線の需要ひっ迫、二重系統化」など従来通りの説明に終始しました。
 質疑では、「説明会が東京、川崎、名古屋だけで行われているのはおかしい」「計画が住民に十分周知されていない」「掘削した発生土で谷を埋めるのは環境破壊」「県や名古屋市が行った公聴会にJR東海が出てこないのはおかしい」などの疑問が続出しました。
 JR東海は23日、国土交通大臣に「環境の保全について適正な配慮がされている」とする環境影響評価書を送付しました。国土交通大臣は環境大臣の見解を踏まえ、90日以内に意見を出すことになっています。