愛知民報

【13.12.08】秘密法許さない 戦争への準備だ 反対の声津々浦々

 
 安倍自公政権が国民の目、耳、口をふさぐ秘密保護法案の成立をねらう重大局面のなかで臨時国会の会期末をむかえました。一方、国会審議を通じて法案の危険性がいっそう明らかになり、国民のたたかいと反対世論が急速に広がっています。
 2日の朝日新聞が報道した世論調査では、法案に「反対」が50%で「賛成」の25%を大幅に上回りました。
 自民党の石破茂幹事長が、同法案反対の行動を「テロ行為」呼ばわりしたことに国民の怒りが一気に高まり、県内でも各地で同法案を阻止するための宣伝やデモ行進が連日取り組まれています。
 憲法と平和を守る愛知の会は11月30日、名古屋市中区の繁華街で同法案に反対する1200人のデモを行い、「国民の知る権利、報道の自由を守れ」「廃案にせよ」など怒りの声をあげました。
 デモ行進の出発集会で、愛知宗教者平和の会の石川勇吉代表が主催者あいさつし「戦争への準備がすすんでいる。デモで直接市民に訴えよう」と呼びかけました。日本共産党の井上さとし参院議員のメッセージが紹介され、新社会党、社民党の代表が決意を表明しました。
 日本共産党愛知県委員会は、もとむら伸子常任委員を先頭に連日街頭から法案阻止を訴えています。2日早朝には金山総合駅前で「自民、公明の国会議員に怒りの声を届けましょう」と呼びかけました。
 秘密保全法に反対する愛知の会は、臨時国会最終日の6日午後6時から、名古屋市中区のエンゼル広場で「STOP!秘密保護法」大集会を開きます。