愛知民報

【13.09.15】米軍艦は出て行け 非核証明なし平和団体が抗議

 
 アメリカがシリアへの軍事介入へと動く緊迫した情勢のなか、米海軍イージス艦(ミサイル駆逐艦)「ヒギンズ」(8776?)が4日朝、名古屋港・弥富ふ頭に入港し、7日まで停泊しました。

 同艦は、2003年のイラク戦争でトマホーク巡航ミサイルをイラク国内に向けて発射しています。

 入港発表はわずか24時間前。米軍から名古屋港管理組合(管理者・大村秀章愛知県知事)への打診は1カ月前だったのに、米軍の要請で前日まで公表しませんでした。しかも、同艦は核兵器の搭載が可能であるにもかかわらず、管理組合は搭載の有無を確認していません。日本国政府と同港管理組合の、米軍言いなりの異常な対応が浮き彫りになりました。

 日本共産党名古屋市議団(わしの恵子団長)は3日、管理組合に抗議。情報を早く公開し議会に入港の是非の判断を仰ぐこと、非核証明を義務づけることなどを求めました。

 ヒギンズの入港時、平和と憲法を守る港区連絡会、安保破棄県実行委員会、県平和委員会は抗議行動を展開。「アメリカの軍艦は出て行け」と声を上げました。その後、同港管理組合、アメリカ領事館に抗議しました。