愛知民報

【13.08.25】一宮市で原発ゼロをアピール 命守る安心な社会を

 
 原発いらない/再稼働反対/子どもを守ろう/大人が守ろう! 一宮市の尾張一宮駅前に11日、原発ゼロを訴える約70人の声が響きわたりました。

 「原発ゼロを目指す一宮」が主催しました。昨年12月に発足した同会は、「子どもを放射能から守り、命を守る安心な社会を未来につなぎましょう」と呼びかけ、福島県の被災者を招いての話し合いや講演会に取り組み、この日は4回目の原発ゼロ集会でした。

 参加者がリレートークで、通行人にアピールしました。

 朝井哲二・千秋病院長は「戦争や核兵器の使用、原発事故は、医者が守るべき命を奪います。福島では今なお多くの人が避難を余儀なくされ、原発事故の関連死も続いています。世界の先頭にたって原発をなくしましょう」と呼びかけました。

 真宗大谷派僧侶の小笠原恵正さんは東日本大震災の被災地支援活動にふれ「福島県では屋外で遊ぶ子どもの姿がありませんでした。広島、長崎に投下された原爆の悲惨さとあわせ、放射能の恐ろしさを知ってほしい」と訴えました。

 在日韓国人2世のペン・ヨンエさんは「原爆許すまじ」の歌をうたい、「命ある限り、核兵器と原発をなくすために行動したい」と思いを語りました。