愛知民報

【18.09.09】比例・井上さとし 参院議員とともに こんどこそ愛知から参議院へ すやま初美さん駆ける

 来年夏の参院選まで10カ月。各党は、4月の統一地方選挙と一体の動きを本格化させています。参院定数の4割をしめる比例代表では、各党候補の担当地域や業界・職域での活動がすすんでいます。都道府県別の愛知選挙区の現職は定数3の13年当選の自民党・酒井やすゆき、国民民主党・大塚耕平、無所属・薬師寺道代の3氏。前回から定数が4に増え、新人では日本共産党・すやま初美、公明党・安江伸夫の各氏が名乗りを上げ、立憲民主党も秋に新人候補発表の構えです。主要政党激突の愛知選挙区で、「比例の井上さとし参院議員とともに、こんどこそ国会へ」と2度目の挑戦に燃える、すやま初美さんの活躍ぶりを紹介します。

 

 愛知選挙区の焦点は、共産党すやま初美さんの議席獲得です。 同党は国会でも愛知でも、安倍自公政権の悪政に正面から対決し市民と野党の共闘をブレずにつらぬいています。
 すやまさんは、県民要求実現に奮闘しています。大阪北部地震や西日本豪雨を受けて県内の学校の危険なブロック塀や土砂災害危険箇所を現地調査。学校の普通教室のエアコン設置の国庫補助増額を文部科学省に申し入れました。

 安倍自公政権は来年10月に消費税率を現行の8%から10%に引き上げようとしています。すやまさんは、「暮らしと経済の破壊は許せない」と消費税増税中止を訴えています。
 党県委員会の若者雇用対策部長をつとめるすやまさん。学生の給付型奨学金制度の拡充、ブラック企業対策、有期から無期への雇用転換の促進、最低賃金引き上げに取り組んでいます。安倍自公政権が強行した“残業代ゼロ”法の廃止をめざしています。

 原発にたいする各候補の態度も重要な争点。すやまさんは、電力会社前での再稼働反対の「金曜日行動」に参加し、市民とともに「原発ゼロ」の声をあげています。

 愛知県は、製造品等出荷額全国1位ですが、全国有数の農業県でもあります。伊勢湾・三河湾があり漁業も地域経済の力になっています。すやまさんは、「あいちのミリョク発見」として、蒲郡のミカン、春日井のブドウ、豊橋の花きを栽培する農家や西尾のアサリ漁業者と懇談。農漁業振興のための国政要望を聞いています。

 安倍首相は、秋の臨時国会に自民党の憲法改定案を持ち出そうとしています。9条に自衛隊を明記する改憲のねらいは、米軍と一体になって自衛隊が海外で無制限に武力行使できるようにすること。
 海外派兵の空輸拠点の空自小牧基地、海外出動に備える陸自第10師団、伊勢湾での機雷戦訓練、三菱重工の県内工場でのF35戦闘機やミサイルの生産など、愛知が違憲の戦争拠点にされています。
 安倍自公政権の9条死文化と「戦争する国」づくりは、北東アジアと朝鮮半島の平和の動きにも逆行します。

 すやまさんは、集まった安倍9条改憲NO!3000万署名を日本共産党国会議員団に届け、核兵器廃絶ののヒバクシャ国際署名に取り組むなど平和運動をすすめています。

 参議院の愛知選挙区で日本共産党が議席を獲得すれば、政治が変わることは1998年参院選での八田ひろ子さんの当選と活躍で実証されています。

 八田さんは、県民の声を参議院で取り上げ、国会発言回数や紹介した請願署名数は県選出参院議員のなかで最多。大企業の不払い残業代の支払い、愛知万博による自然破壊の防止など画期的な成果をあげました。

 八田さんは国会で、「イラクに派遣された小牧基地の輸送機は米軍の物資や武装した米兵を空輸するのか。憲法9条に反する」と追及しました。この追及は、名古屋高裁の違憲判断、そして空自撤退につながりました。

 すやま初美さんが国会に進出すれば、愛知と日本の政治が変わることはまちがいありません。