愛知民報

【12.05.20】愛知解放運動戦士合葬追悼会 不屈にたたかった先人の遺志継ぐ

 
 第21回愛知解放戦士合葬追悼会が13日、日進市の五色園で開かれました。関係者130人が集まり、社会の進歩と革新、平和と民主主義をめざす運動に献身し、志半ばに亡くなった人々を顕彰し、その遺志を引き継ぐことを誓いました。

 同園の墓地には「愛知解放運動戦士の碑」があり、合葬者の名前を刻んだ銅版が永久保存されています。

 追悼会は、日本共産党愛知県委員会、日本国民救援会愛知県本部、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟愛知県本部、愛知いしずえ会(遺族会)でつくる「碑」管理委員会が主催しました。

 今回、合葬されたのは日本共産党の機関役員と地方議員、労働組合や民主団体、地域で政治革新の運動に貢献し、2011年中に亡くなった41人。成瀬昇・元全国革新懇代表世話人も合葬されました。1992年の第1回追悼会からの合葬者の合計は1354人になりました。

 日本共産党愛知県委員会の岩中正巳委員長は東日本大震災と原発事故、消費税増税の問題に触れ、「政治と社会の変革の展望は日本共産党と革新勢力の前進、国民的共同の発展にかかっている。日本と愛知の社会進歩のため不屈にたたかった合葬者の遺志を引き継ぎ奮闘する」とあいさつしました。2人の遺族代表が謝辞をのべました。全員で黙とうし、名古屋青年合唱団が追悼歌を歌いました。

 式典終了後、参加者は葬送行進を行い、銅版の収納と献花をしました。