愛知民報

【10.04.11】参議院選挙まで70日 政党選択の比例を軸に 各党 総力のたたかい

「2大政党」に崩れ 共産党に注目

 参院選まで70日余となりました。各党が参院選の比例や選挙区の公認予定候補を発表。愛知選挙区(定数3)では民主2人、自民、社民、みんなの党などから8人が立候補を予定し、政党選択の比例を軸に激戦の様相です。宣伝や大規模集会など各陣営の取り組みは激しさを増しています。

 

日本共産党

 日本共産党は、比例代表で全国650万票、愛知県で33万票の得票目標を実現し、かわえ明美予定候補ら全国比例5議席を絶対確保するとともに、愛知選挙区で、もとむら伸子予定候補を擁立し、八田ひろ子元参院議員の議席奪還に挑みます。

 同党愛知県委員会は3日、参院選愛知県事務所開きをおこない、「参院選勝利をめざす全県宣伝キャラバン」をスタートさせました。

民主党

 内閣支持率が急降下する民主党は愛知選挙区に現職の佐藤泰介、木俣佳丈の両氏に代え、斉藤嘉隆氏と安井美沙子氏の擁立を決定。3月末の県連選挙対策会議で連合系労組などの支援体制を決め、労組ぐるみの運動を始めています。

 斉藤氏は3月、名古屋市と豊川市に選挙事務所を開設。各地で大規模な教育対話集会を計画しています。

自民党

 分裂状態の自民党は愛知選挙区に藤川政人愛知県議を擁立し、議席維持に躍起です。

 今月11日には名古屋市公会堂で石破茂政調会長を迎え、「愛知県民大会」を開きます。5日には県内一斉宣伝を実施し同党の地方議員が駅頭で支援を訴えました。

公明党

 公明党は3月末から比例候補の荒木清寛議員と山口那津男代表の連名ポスターを大量に張り出しています。荒木候補は4日、伏見、大須、金山などで街頭演説をおこないました。

社民党

 社民党は愛知選挙区に青山光子氏の立候補を予定。米軍普天間基地問題の学習会や街頭宣伝をおこない、福島瑞穂党首ら比例票の上積みをはかっています。

みんなの党

 3月末、愛知選挙区に薬師寺道代氏を擁立すると発表。同氏は2日、名古屋市中区に事務所を開設し活動を始めました。