愛知民報

【09.10.04】ソマリア沖「海賊対処」 再びC130輸送機出動

小牧平和集会 海外派兵に反対

 航空自衛隊小牧基地(小牧市)所属のC130輸送機が29日、東アフリカに向け飛び立ちました。ソマリア沖の「海賊対処」のためで、5月に続く2度目の東アフリカ出動です。行き先はソマリアの隣国ジブチ。

 現地で監視活動に当たっている海上自衛隊P3C哨戒機に必要な物資の輸送といいます。違憲の軍隊である自衛隊の海外活動が常態化しています。

 27日、同基地に隣接する春日井市内で平和県民集会がひらかれ、基地機能強化・海外派兵反対の声をあげました。挨拶した林信敏共産党県副委員長は小牧基地が空中給油・輸送機が配備されるなど日本最大の海外派兵空輸基地に変ぼうしていると告発しました。
 

名古屋空港周辺 騒音 基準超す

 2005年2月の中部国際空港開港にともなって大型民間航空機が同空港に移転し、名古屋空港周辺の航空機騒音の改善が期待さました。しかし、騒音調査地点17カ所のうち7カ所で航空機騒音の環境基準を超えています。

 愛知県が実施した2008年度騒音・振動調査によると、県営化前(04年度)からの調査地点3カ所、県営化後の調査地点4カ所の計7カ所で環境基準を超えています。最も騒音がひどいのは春日井市花長町2丁目です。

 航空自衛隊小牧基地に空中給油機3機が配備され、C130輸送機の飛行訓練が頻繁におこなわれるなど自衛隊機の増大で騒音が悪化していると見られます。