愛知民報

【09.05.03】戦争と平和を考える取り組み 若者の心は9条

慰安婦問題学ぶ 日本福祉大学九条の会

 
 日本国憲法施行から62年。4月23日の衆院議院運営委員会で自民・公明両党が憲法審査会規定案の提出を強行するなか、県内各地で「改憲を許すな」「憲法9条守れ」と様々な催しが開かれています。

 日本福祉大学9条の会は4月25日、美浜町の同大学キャンパスで結成5周年記念平和講演会を開き、学生や教職員ら150人が参加しました。

 同9条の会の松久直史事務局長は「この5年間に知多地域5市5町のすべてに『9条の会』が結成され、交流会や学習会など連帯して運動をしてきました。憲法9条を堅持してこそ、平和・福祉を追求する学園の理念に合致します」と訴えました。

 講演に立った石川康宏・神戸女学院大学教授が「学生と学ぶ『慰安婦』問題」をテーマに講演。安倍普三元首相ら「靖国派」の「従軍慰安婦について国の関与はなかった」との発言を当時の写真や資料を示して厳しく批判し、「目をそらさず、歴史の事実を直視して学び、真実を広く伝えることが大切」と話しました。

 1年生の女子学生(18)は「従軍慰安婦の言葉は知っていましたが、朝鮮などの女性の苦しみを初めて知りました。二度と同じことをしてはいけないと思います」、教員志望の女子学生(21)は「『大東亜戦争は正義の戦争』などという歴史をゆがめることは絶対に許せません。二度と戦争をしないために憲法9条を守りたい」と話しました。