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【03.02.25】東部丘陵線土壌汚染 事実公表と工事中止を−科学者会議が県・名古屋市に申し入れ

2月25日「しんぶん赤旗」

 日本科学者会議交通問題研究委員会アセスメント部会(代表・中川武夫中京大学教授)は18日、名古屋市の東部丘陵線(愛知万博アクセスのリニア鉄道路線)建設工事現場の土壌から基準を超える鉛が検出された問題で、環境影響評価(アセスメント)にもとづく対応をしていないとして、工事の中止やアセス手続きを厳格に守ることなどを愛知県と名古屋市に申し入れました。

 鉛が見つかったのは名東区の地下鉄藤ケ丘工場の敷地で、地下約10メートルから環境基準(1リットル中に0.01ミリグラム以上)の約2倍、0.02ミリグラムが検出されました。

 申し入れでは、アセスは土砂搬出について、土壌汚染の環境基準項目を測定し、汚染の有無を把握することになっているが、市の発表では、いつ汚染が判明し、いつから、どれだけの量を守山南部処分場に搬出したかも明らかにしていないと指摘。工事を急ぐからといってアセスの違反、無視は許されないとし、回答を求めています。

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