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【02.12.08】一晩で1億円? 相も変わらぬ金権パーティー 県知事選神田陣営

2002年12月8日 「愛知民報」

 神田真秋知事の支持母体「新世紀を創造する愛知県民の会)(会長・大輪次郎県医師会長)は11月28日、ホテル「ウエスティン・ナゴヤキャッスル」で政治資金集めの「2万円パーティー」を開きました。

 2001年4月の名古屋市長選を前に同じ会場で開かれた資金集めパーティー「松原たけひさ氏を励ます会」には、同じく会費2万円で約3238人が出席しました。

 このときの収入は約1億2860万円で、ホテル代などパーティー開催事業費は約3640万円でした。差し引き約9200万円が一晩でころがりこんだ勘定です。

 今回の神田陣営のパーティー出席者はざっと3500人。松原氏のときと同規模で、1億円近い資金が集まったのは間違いないと見られます。

 会場の「天守の間」は黒っぽい背広の男性でぎっしり、女性の姿はちらほら。銀行、デパート、大企業、愛知県幹部などが黒塗りの高級車で乗りつけ、庶民感覚からはほどとおい相も変わらぬ金権パーティーでした。

 パーティーでは名古屋商工会議所の磯村巌会頭、中部経済連合会の太田宏次会長、自民、民主、公明、保守4党の県代表らが万博、空港推進を訴えました。神田知事も「2大事業をきちんと仕上げることが必要」と2期目に意欲を見せました。

東海豪雨のとき神田知事は・・・公明・荒木氏

 神田陣営の資金集めパーティーで、公明党県本部の荒木清寛代表(参院議員)は祝辞で神田知事を「実直にして大誠実の人柄、先進性に富んだ政治姿勢によって県民の期待にこたえてくれた」と天まで持ち上げました。

 続けて「2年前の東海大豪雨の折にも、県民の生命と財産を守るために、先頭に立って、寝ないでがんばっておった知事の姿が大変に印象的でございます」とのべましたが、これは白を黒といいくるめるものです。

 東海豪雨の際のふるまいは、神田知事が一番ふれてほしくない汚点です。同知事は県職員が警戒、救援の仕事にはりついていたとき、名古屋市内にいながら県庁に戻らず、一宮市に帰宅しました。翌日、東京で万博の会合があるためというのが理由でした。

 この知事の行動は「『あれはまずかった』と振り返る与党議員もいる」(「朝日」02・9・28)と書かれる始末です。東海豪雨では県内で7人が死亡しました。

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