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【02.07.14】雇用確保へ知恵しぼる 知多でシンポ開催

2002年7月17日 「しんぶん赤旗」

 

 

<写真>中部国際空港建設頼みの開発政策などに強い批判もでたシンポ=14日、愛知県東海市

 

 

 愛知県知多地方で14日、「知多の地域経済と雇用を守るシンポジウム」が東海市の健康ふれあい交流館で開かれました。愛労連や地元の民主商工会、日本共産党などによるシンポ実行委員会が開いたもので、80人が参加しました。

 新日鉄(東海市)、愛知製鋼(同)、石川島播磨重工(知多市)の労働者からは「構内につくられた下請け会社に労働者が出向させられ、本工と同じ仕事を下請け労働者としてやらされている」「社宅が、がら空きになり、マンションとして貸し出すところもある」など、激しい人減らしの状況が出されました。

 パネリストの虫明晋二・日本共産党東海市議は、新日鉄などがある同市の事業所が1991年の344から2000年には279に減り、労働者も1万5509人と3割近くも減っている現状を報告。フロアから発言した佐々木志津江・同常滑市議は「中部国際空港建設で地元がうるおうと宣伝されるが、空港の仕事の見積もりを出しても、普通の仕事より3割も5割も安い価格を要求される。損を出して仕事を受けられるような業者は常滑市にはいない」という地元の悲痛な声を紹介しました。

 林信敏・同県議もパネリストとして発言。中部国際空港頼みの県の経済政策を批判し、転換の必要性を訴えました。


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