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愛知の学者、宗教者ら157氏 有事法制上程に抗議

2002年4月17日 「しんぶん赤旗」

 愛知県の学者、弁護士、市民・平和団体、キリスト教などの宗教者、市民ら157氏は16日、「有事法制の国会上程に抗議し、その廃案を求める」との声明と市民への訴えを発表しました。

 名古屋工業大学の元教員、寺尾光身氏、第9条の会日本事務局代表の勝守寛氏、不戦兵士・市民の会東海支部代表の安川寿之輔氏、南山大学教授の小林武氏らでつくる憲法問題懇話会が賛同を呼びかけていたもの。声明は、小泉首相や両院議長、各政党党首あてに、憲法違反の有事法制の国会上程そのものへの抗議と廃案を求めています。

 記者会見で寺尾氏は「まだ、多くの国民に知らされていない状況を打破し、有事法制反対を訴えたい」と話しました。

 同席にした中野藤生・名古屋大学名誉教授は「戦時中、学徒動員、徴用で多くの国民がかり出された。アメリカの戦争に日本を巻き込む有事法制に反対する」と表明。真宗大谷派の僧侶、北条良至子さんは「宗教者としても、子どもを持つ母親としても許せない。戦場に行くことになる若者のほとんどが“有事”という言葉さえ知らないまま法案を通そうとしている」と訴えました。

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