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【05.03.10】学びたい、何かしないと 
新入生と対話弾む 名古屋大学・民青同盟班 
名古屋大学合格発表で

3月10日「しんぶん赤旗」

 「おめでとう」「将来の夢は?」―春めいた日差しの8日昼、名古屋大学で、日本民主青年同盟の名古屋大学班の若者らが、新入生を歓迎し語り合いました。合格者の受験番号が張り出された豊田講堂の正面に「ようこそ名大へ」「憲法九条を護(まも)ろう」と大書された大看板、のぼり。テントを立て、長机を並べた対話コーナーには新入生が次々と席につきます。

新入生と対話する青年ら=8日、名古屋大学

 対話しながら食べてもらおうと用意したチョコレートが溶けるような陽気。合格した人の胴上げや歓声を背景に、平和・憲法、イラク派兵などで対話が弾みました。

 三重の女性(18)は「NHKの番組改ざん問題に興味がある。これまで受験で詳しく見てられなかったけど、社会のことも学んでいきたい」と話していました。星が好きで、将来は望遠鏡が作りたいという愛知県刈谷市の男性(18)は「憲法九条を変えられたら困る。隣の国が軍隊を持っているからといって、自分も持たないと不安というのはおかしい。武器を向け合って握手すると言うのか」と話し、「痛みを下のものにばかり押し付けると言うのが嫌。自分たちが何とかしなくてはいけないのかな」。

 自衛隊のイラク派兵について、「そもそも無理。人道支援は武器を持たないボランティアっぽい人じゃないと」と語った男性(18)は民青同盟に加盟しました。

 「あっ、八田さんだ。瀬古さんも」。八田ひろ子前参院議員、瀬古由起子前衆院議員もかけつけ、対話の仲間入り。ハンセン病問題に取り組んできた瀬古さんの話に目を輝かせていた女性(18)はハンセン病の歴史を説明され、非人道的扱いにショックを受けた様子。「人の役に立つ仕事をしたいんです。医療。特に患者に一番近い看護師になろうと思って看護学専攻を選びました。もっとハンセン病のことを知っていきたい」と語りました。

 この行動に参加した青年は「憲法、イラク派兵、年金と、意見をどんどんいってくる積極的な人が多かった。消費税が法人税減税とほぼ同額で、払っている自分たちに返ってきていないことに怒っている人もいた」話していました。

シール投票や憲法署名を手に対話する八田ひろ子前参院議員(左)ら

ハンセン病の問題などで、新入生と対話する瀬古由起子前衆院議員

 

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