HOME > 資料集 > 活動と主張(バックナンバー) >

【04.10.24】設楽ダム 治水も利水も問題
日本共産党愛知県委員会が建設予定地や豊川流域を視察

10月24日「しんぶん赤旗」

ダム建設予定地を視察する一行=22日、愛知県設楽町  日本共産党愛知県委員会は22日、豊川上流部に国が建設を計画している設楽(したら)ダム問題の調査のため、建設予定地(設楽町)や、大島ダム(鳳来町)、霞(かすみ)堤(豊橋市)など流域の視察を行いました。

 瀬古由起子前衆院議員八田ひろ子前参院議員らも参加。林信敏党県自治体部長(前県議)が、各現場で問題点を説明しました。

 設楽ダム建設予定地は、23号台風のため通常よりはるかに多い水量。周囲の山肌から多量の水がしみ出ていました。

 瀬古氏は「水需要も減っており建設は逆行しています。洪水対策といいますが、堤防や山林の手入れなど必要な施策をしないまま、ダムだけに頼るのは疑問です。山全体をどう守っていくかという視点が必要では」と語っていました。

 設楽ダムは、利水、治水を目的にかかげるダムで、総貯水量一億トン。建設費は約2000億円(1997年度単価)。すでに建設事業に入っており、各種の調査が行われています。しかし、周辺地域や三河湾の環境破壊、有効性に疑問の出ている洪水調節機能、過大な水需要予測など、本当に必要なのかと強い批判が続いています。

 設楽ダム建設予定地には、前設楽町議で、設楽ダムと環境を考える東三河の会事務局長の田中邦利氏も同行しました。

 

▲ このページの先頭にもどる