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【04.03.17】比例でも選挙区でも愛知での勝利必ず
名古屋の演説会でで志位和夫委員長が訴え

3月17日「しんぶん赤旗」

 日本共産党愛知県委員会は16日、名古屋市民会館で志位和夫委員長を迎え演説会を開きました。愛知県では参院選勝利を目指す初の大演説会。大ホール、中ホールを埋めた3000人をこえる参加者からは各弁士の訴えに何度も熱い拍手と声援が送られました。

日本共産党演説会で志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=16日、名古屋市民会館大ホール

 志位委員長は冒頭、長野県松本市で日本共産党が支援した菅谷昭氏が、自民・民主・公明連合の現職候補をやぶり、堂々たる勝利をおさめたことを紹介。同時に新たな前進のなかで逆流もあることを指摘し、「赤旗」号外配布を理由にした警視庁公安部による不当弾圧を厳しく抗議しました。 

 参院選まで4ヵ月を切っていることを強調。参院比例代表候補の笠井あきら前参院議員と愛知選挙区の八田ひろ子参院議員の豊かな実績を語り、笠井さんの議席を取り戻し、八田さんの「宝の議席」を守り抜いてほしいと訴えました。

 日本共産党の新しい綱領が「異常なアメリカいいなり」「大企業・財界の横暴」という2つの悪政の根源にメスを入れ日本改革の道筋を明らかにした意義を力説。そのうえで「異常なアメリカいいなり」の問題ではイラクへの自衛隊派兵と憲法改悪の動きについて、「大企業・財界の横暴」では、「ルールなき資本主義」といわれる無法・横暴と年金大改悪の問題について、実態をリアルに告発しながら、党の立場を詳しく語りました。

 このなかで「米国いいなり政権は世界でも破たんしている」として、米英のイラク侵略戦争に協力したスペインのアスナール政権が総選挙で大敗北したことを紹介。「(イラクを)侵略した政府の1つがひっくり返った。憲法をふみやぶって派兵を強行した小泉政権に未来はありません」とのべると、大きな拍手がおきました。

 そのうえで、自民党と野党第1党の民主党が、憲法改悪と消費税増税で悪政を競い合う状況がいちだんとすすむとともに、両党議員が、安保問題や教育問題、歴史問題、有事法制の問題で、議員連盟や協議機関を設け、憲法改悪や教育基本法改悪などをいっしょになって推進していることを告発しました。

 一方で、日本共産党がイラク問題で「共産党がリード役」とマスコミから評価されたことや予算の組み替え案を提出したのが日本共産党だけだったことを紹介。「どの分野でも国民の立場で責任ある態度を貫いている日本共産党を大きく伸ばしてください」と訴えました。

 愛知県では、自民前衆院議員が公選法違反で、民主党前衆院議員も秘書給与詐取事件で、それぞれ逮捕され、辞職するなど腐敗ぶりが表面化。危機感を募らせる各陣営は参院選に向けていっせいに取り組みを強めています。定数3の愛知選挙区で前回共倒れの自民党は、この事態に2人擁立を打ち出す構え。民主党の現職2人は事務所開きをすでにおこない活動に拍車をかけます。選挙区候補を立てない公明党は比例候補連名ポスターを一気に張り出しました。

 演説会では成瀬昇氏(全国革新懇代表世話人)が「平和憲法が世界と日本に生きる時代にするために、私たちは八田ひろ子さんを熱烈に支持します」と訴える無党派の市民運動家、宗教者、旧社会党員など18氏の連名アピールを発表。瀬古由起子前衆院議員も、選挙勝利のため「しんぶん赤旗」読者3割増に全力をあげていると訴えました。

 笠井あきら比例代表候補は「憲法9条を守り、アメリカ言いなりの政治を切りかえ、世界の多数派に合流する日本改革を進めるため、何としても国会でまた働きたい」と決意を表明。八田ひろ子参院議員は「憲法9条バッジ」を胸に、「戦争推進、憲法を変えたいという人たちに、みなさんから預かった議席は渡せません。ごいっしょにがんばりましょう」と訴え、共に大きな拍手を受けました。

 訴えを聞いた半田市の大学生、明石共世さん(21)は「志位さんも笠井さんも言ったけど、スペインで政権が代わった話は本当にすごい。世界の流れは本当にすごいよね。今度は日本の番」。名古屋市東区の知的障害者授産施設で働く西川ほしみさん(53)は「老後や子どものことを考えると、年金にしても憲法にしても安心できる日本にしなければと思いました。そのためにも、自分も読んでいますが、『しんぶん赤旗』をまわりの人にすすめたい」と語っていました。

 

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