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【03.06.08】クラスター爆弾 愛知の自衛隊も保有
「焼夷効果にすぐれた複合爆弾」と展示

6月8日「しんぶん赤旗」

 愛知県春日井市にある航空自衛隊高蔵寺分屯基地が、1日におこなった基地公開で、米軍がイラクなどで使い、その残虐性が問題になっているクラスター爆弾が装備品として展示され、高蔵寺弾薬庫に同爆弾が保有されていることが明らかになりました。

 展示された同爆弾は「CBU―87」という名称で、長さが約230センチ、直径約40センチありました。説明文では、子爆弾202個を内蔵し、装甲貫徹、破片威力、焼夷(しょうい)効果にすぐれた複合爆弾などとしていました。

航空自衛隊高蔵寺弾薬庫で展示されたクラスター爆弾

 同爆弾の配備については、日本共産党の小泉親司参院議員が政府に質問趣意書をことし2月に提出し、政府は答弁書で、自衛隊が米軍が保有しているものの一つと同型のものを保有していることを認めていました。

 岩月康範愛知県平和委員会事務局長は「これだけクラスター爆弾の残虐性が問題になっているときに、公然と展示している神経に驚きました。基地の危険な役割をいっそう明らかにしているといえます」と語っています。

 

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