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豪雨被害 各地で調査 復旧・強化早急に

住民から話を聞く(左から)須山、本多、根本、本村の各氏=10日、愛知県豊田市

 日本共産党の本村伸子衆院議員は10日、愛知県豊田市鴛鴨(おしかも)町で8日早朝に発生した土砂崩れ現場を調査しました。須山初美県副委員長、本多のぶひろ衆院愛知11区予定候補、根本美春市議も同行しました。

 土砂崩れが発生したのは愛知環状鉄道・鴛鴨トンネル付近。線路沿いの斜面(のり面)が崩れ落ち、土砂が線路に流入しました。大雨の影響で始発から運転を見合わせていたため列車への被害はなく、人的被害もありませんでした。10日正午ごろに応急処置が終わり、現在は定刻通りに運転しています。

 愛知県内の土砂災害警戒区域は1万6008カ所。豊田市は山間部や丘陵地が多く、県内最多の6323カ所が指定されています。

 調査団は、周辺住民に当時の様子を聞きました。近くに住む男性(70)は「雨の音がとにかくひどくて怖かった。崩れる音はまったく聞こえなかった」と話します。「線路よりも周辺の土地のほうが高く、雨水が集中する。まだまだ雨が降るので心配」

 本村氏らは「全国的に記録的な大雨が降っており、二次被害を防ぐためにも早急に復旧、総点検、強化が必要。急激な気候変動による災害に対応していくためにも、災害対策を抜本的に変えていく必要がある」と述べました。

(7月12日 しんぶん赤旗)