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休校で部活先輩の引退試合中止になり残念 勉強遅れ入試が心配 こんな時にこそ高校生班を 名古屋で民青が「おしゃべり会」

 名古屋市の日本民主青年同盟南西地区委員会は21日、高校生班の結成めざし、熱田区で「おしゃべり会」を開き、高校生を含め7人が参加しました。新型コロナウイルス感染症、部活、大学受験など多彩なテーマで2時間にわたり話し合いました。

 新型コロナの影響について高校2年生の女子生徒は「一律休校になり部活で3年生のバレーボール引退試合が中止になり残念。先輩の最後の試合を見たかったです」。社会人の男性(32)は「主な施設が休館で彼女と行くところがない。営業している映画館もあるが狭く換気が悪い密室なので怖い」などと語りました。

 大学受験については、女子高校生が「外国語が好きなので外国語学部のある大学を目指しています。英語など塾で習っていましたが、学校だけでなく塾も休み。勉強の遅れが心配。センター試験に代わる大学入試共通テストの内容もはっきりしなくて困っています」と不安そうに話しました。

 地区委員長の男性(33)が「3月16日号の民主青年新聞に『大学入試改革・主体性評価』について掲載していると」と問いかけ、みんなで民主青年新聞を読みあわせしました。参加者から「生徒の取り組みや態度など数値化して評価するなど無理」、「受験生は教育産業大手のベネッセが開発したJapan e―ポートフィリオ(Jep)を利用するにはベネッセのIDが必要。ベネッセを儲けさせるだけ」などの発言がありました。

 女子高校生は「クラブ活動も評価の対象になるので、やる気のない子も入部しています。練習には来るが熱心ではない」と話すと、地区委員長が「入試のため部活参加が打算的になってはだめだ。高校生が声をあげて、共通テストの英語の民間試験と国語・数学の記述式導入が見送られた。主体性評価も運動してやめさせよう」と話すと、女子高校生は「仲間を増やしてがんばります」と答えました。

 同地区委員会は日本共産党の協力も得て、高校生班結成の準備をすすめています。

(3月24日 しんぶん赤旗)