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愛知で「トラックの日」ドライバーの健康・労働相談

血圧を測るトラックドライバー=9日、愛知県岡崎市

 全日本建設交運一般労働組合愛知県本部は、「トラックの日」の9日、岡崎市で医療機関と連携し、トラックドライバーの健康チェックや労働相談に取り組みました。

 トラックの交通量が多い国道1号沿いの「道の駅藤川宿」で実施。休憩中のドライバーらに「血圧図りませんか」「困っていることはありませんか」と声をかけました。

 「最高血圧160~170台の高血圧」と指摘されたドライバーは、看護師から「ストレスや疲労がたまっていると思う。かかりつけ医にかかるのが一番だけど、家の周りを散歩するだけでも変わります」とアドバイスされました。

 中国から出稼ぎに来たドライバーは「20年前からやっている。給料は中国よりいいけど日本で生活するには少なく、仕送りできない」と語りました。

 建交労県本部トラック部会の谷藤賢治事務局長は「定年退職後の再雇用など高齢化が著しい」と述べ、「人手不足、低賃金、長時間労働を改善し、若い人がやりたくなる業界にしなければ日本の運輸に大きな影響が出る」と語りました。

 会場では「安全・安心で魅力あるトラック業界を実現する」署名も行われました。

(10月13日 しんぶん赤旗)