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F35整備拠点化ノー 小牧平和県民集会に350人

安倍政権への「怒り」を掲げ、集会アピールを採択する参加者=6日、愛知県小牧市

 「F35の整備拠点は絶対反対」、「軍事費増やすな暮らしに回せ」―。愛知県小牧市で6日、第23回小牧平和県民集会に参加した350人の元気なコールが旧街道に響きました。主催は、安保破棄県実行委員会など19団体が参加する実行委員会。

 実行委員長の望月敦尾中地区労連議長は、F35の試験飛行が県営名古屋空港の滑走路を利用していると指摘。「構造的欠陥が明らかなF35は他の戦闘機と比べものにならないほどの爆音で飛行する。整備拠点化で多数飛来すれば、住環境が一気に破壊される。安倍9条改憲とともに、整備拠点化のたくらみを阻止しよう」と訴えました。山口県平和委員会の吉岡光則会長が来賓あいさつし、F35が配備された米軍岩国基地での爆音被害の実態を報告しました。

 日本共産党の本村伸子衆院議員は、青森県沖の墜落事故の原因究明もないまま、防衛省がF35の試験飛行を再開したことを批判。「核兵器も搭載できるF35の整備拠点化は許されない。アメリカいいなりの安倍政権を倒し、希望ある政治をみんなで一緒につくろう」と呼びかけました。

市議団も参加。山本亮介豊山町議、立憲民主党の近藤昭一衆院議員のメッセージが紹介されました。

 参加者は、「F35戦闘機整備拠点化ろ米軍の県営名古屋空港利用に反対」「安倍9条改憲NO」などを訴える集会アピールを採択。市内をパレードしました。

 サックスを演奏しながら行進した男性(54)は「沖縄は人ごとではない。F35が墜落しても、日米地位協定で日本は何もできない。平和を守るために、さらに力を入れて、色んなことに挑戦していきたい」と語りました。

(10月9日 しんぶん赤旗)