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被爆者の絵画など展示 名古屋で核兵器廃絶訴え

 核兵器も戦争もない世界を願って、原爆被害の実相を伝える「原爆絵画展」が名古屋市中区の市民ギャラリー栄で開かれています。名古屋市原爆被爆者の会(金本弘会長)主催。25日まで。入場無料。

 広島市立基町高校の生徒が被爆者から体験を聞いて描いた絵画をはじめ、救援活動にあたった故牧野俊介さんや被爆者の体験絵画など約100点が展示されています。

 17歳のときに広島で入市被爆した前会長の堀三郎さん(91)は「絵画展は30年以上にわたって開催し、市民に原爆の怖さを伝え、核兵器廃絶を訴えてきた。被爆者が高齢になるなか、高校生の取り組みに勇気づけられる。これまでは広島が中心の展示だったが来年は長崎の高校生の協力もえて開催したい」と話しました。

(8月23日 しんぶん赤旗)