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「核も戦争もない世界に」あいち年金者組合女性部がつどい

平和について語りあったつどい=21日、名古屋市北区

 あいち年金者組合女性部は21日、名古屋市北区で「平和を語るつどい」を開き、100人以上が参加しました。女性部は毎年夏に「つどい」を開き、今回で27回目。

 会場には血に染まった日章旗や軍服、陶器製湯たんぽなどの戦争遺品が展示されました。

 開会あいさつで年金者組合愛知県本部の伊藤良孝委員長は「長崎の平和式典であいさつした安倍首相は核兵器禁止条約にまったく触れず、被爆国の首相として失格だ。核も戦争もない世界めざし運動を広げよう」と述べました。

 名古屋市の守山平和委員会の城下英一さんが「小牧基地とF35ステルス戦闘機」と題して講演。県営名古屋空港の軍事基地化や三菱重工小牧南工場がF35ステルス戦闘機の整備拠点になる問題を報告し、「市民と野党の共同、平和を願う国民が力を合わせ、9条改憲や軍拡をすすめる安倍政権を終わらせよう」と訴えました。

 元高校教師の男性(82)は「名古屋空襲で祖母と母が死亡した。私は疎開していて助かったが、戦争体験の語り部として若い人たちに戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えたい」と話しました。

(8月24日 しんぶん赤旗)