ニュース

反核・平和アピール 名古屋で戦争遺跡巡りマラソン

雨のなか、元気いっぱいにスタートするランナーたち=9日、名古屋市南区

 国民平和大行進名古屋集中行進・ピースアクションに合わせて、反核・平和をアピールする「第12回平和大好きマラソン」が9日、名古屋市内で行われました。主催は、平和大好きマラソン実行委員会と国民平和大行進実行委員会。

 雨が降るなか、例年通りのロングコース39㌔、標準コース24㌔、ショートコース11㌔の3コースに、40歳から85歳までのマラソン愛好者ら20人が参加。初めて参加した鈴木琴恵さん(44)は、「市内の戦争遺跡を見ながら走る機会はなかなかないので、発見を楽しみたい」。標準コースに参加した石井博興さん(69)は「雨に負けずに、平和を願って走りたい」と意気込みを語りました。

 ランナーは、名古屋市南区から出発し、旧日本陸軍の高射砲陣地跡(南区)や勤労動員学徒、従業員ら多数が死亡した熱田空襲の碑(熱田区)、金属供出円明寺の石の釣鐘(東区)など市内の戦争遺跡を巡りながら走りました。

 集中行進の集結場所の名古屋市東区のオアシス21まで、平和の思いを込めて走りました。びしょ濡れになったランナーをピースアクション参加者が大きな拍手で迎えました。

(6月12日 しんぶん赤旗)