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改憲と消費税は一体 名古屋東部革新懇が総会 大門氏講演「アベ政治サヨナラへ」

総会で大門議員の講演を聞く参加者=8日、名古屋市千種区

 名古屋東部革新の会(名古屋東部革新懇)は8日、名古屋市千種区で、日本共産党の大門みきし参院議員の記念講演と2019年総会を開き、65人が参加しました。

 大門議員は「消費税増税10%中止、アベ政治サヨナラへの展望」と題して講演しました。安倍首相の改憲に対する執念、軍事費ねん出のため創設したヨーロッパの消費税(付加価値税)の歴史を述べ、「消費税は軍事費の財源なり。改憲と消費税増税は表裏一体のもの」と指摘。党の「くらしに希望を―三つの提案」の内容、必要な財源について報告し、「たたかってこそ、安倍政治を終わらせる展望が開かれる」と強調しました。

 参加者から「北欧の消費税率は高く高福祉・高負担だが、どう考えればいいのか」などの質問が出ました。大門氏は「北欧は高福祉のために税金が高いは誤解。社会保障費の財源は保険料が半分。次いで法人・個人の所得税、付加価値税の順。さらに食料品など生活必需品は非課税か低税率。安倍政権が強行しようとする消費税10%増税とは全く違う」、「財政難を口実にする社会保障施策の後退は許せない。大企業・富裕層からの応分の税負担、F35戦闘機などの「爆買い」をやめれば財源はある」と訴えました。

 総会では、黒田二郎事務局長が「市民と野党の共同の発展のため愛知2区での取り組みの促進、3000万人署名の促進」などの今年度方針を提案し、全会一致で確認。「安倍政治を終わらせ、希望ある政治へ『市民と野党の共闘』の力を発揮し、参院選挙で必ず勝利しよう」とする特別決議を採択しました。

(6月11日 しんぶん赤旗)