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福祉保育労働者の人権守れ 名古屋で福保労東海地本が大会決議

福祉保育労働者の人権を守れとプラカードを掲げる大会参加者=8日、名古屋市熱田区

 「福祉保育労働者の人権を守れ」―。全国福祉保育労働組合東海地方本部は8日、名古屋市熱田区で開いた定期大会で、子どもや障害・高齢者の「その人らしく生きる生活」を支えるため、「自分達も大切にする労働者になろう」と大会宣言を決議、参加者ら200人が一斉にプラカードを掲げました。

 福保労東海地本では、これまでも、「なかったことにさせないキャンペーン」として、超勤申請を職場で一斉に行うなど、職場環境の改善に努め、現場の増員、賃金引き上げへ、署名や省庁交渉も行ってきました。

 大会では、各地の分会での取り組みを紹介。「5日の有休取得が義務化される中、取得できなかった場合、今までもあった夏季休暇などに振り替えられそうになる職場があった。しかし、説明を求めると、振り替えはしないと明言させた。今後、あいまいにしないため、有休5日は確実に取得できるという確認書も取っていきたい」「三六協定で、残業は3時間までなのに、実際にはそれ以上残業するケースも多かった。協定がある以上は、守っていきたい。守っていけるよう、職場で工夫してきた。組合に入っていない労働者にも、認識が広がっている」などの発言がありました。

 戦争がない未来を考える特別決議も採決しました。

(9月11日 しんぶん赤旗)