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改憲勢力2/3阻止は成果 もりやま九条の会13周年 市民ら160人集い

オープニングで合唱する守山ピース&ラブの人たち=7日、名古屋市守山区

 名古屋市守山区で7日、もりやま九条の会が13周年のつどいを開き、「安全保障関連法に反対する学者の会」呼びかけ人の高山佳奈子京都大学教授が記念講演しました。会員や区民ら160人以上が参加しました。

 高山氏は参院選について「改憲勢力3分の2を阻止したのは勝利であり、間違いなく市民運動の成果。これをもっと大きな声で主張してほしい」と強調。

 9条改憲と立憲主義の回復に触れ、「9条に自衛隊を書き込めば、憲法全体が台無しになる」と指摘し、「一部の人の利権のために情報がゆがめられ、違憲・違法なことがまかり通っている。政治家の圧力によるマスコミ操作や人事を通じた司法・行政の操作によって忖度され、正常なチェック機能が働いていない。立憲主義を立て直すためには市民の声が必要」と話しました。

 世話人の福吉勝男さんは「参院選の結果と野党と市民の共通項目に確信を持ち、総選挙勝利に努力しよう」と語りました。

 友人と参加した女性(81)は「安倍首相の政策は頭にくる。共産党が共闘のエンジンになって、こんな政治は早く終わらせてほしい」と述べました。

 オープニングには、区内のうたごえサークル有志でつくる「守山ピース&ラブ」の合唱が披露されました。

(9月10日 しんぶん赤旗)