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「不自由展」また一つ 実行委員会が一方的中止に抗議

表現の不自由展・その後の展示中止の決定に抗議し会見する(左から)岩崎、岡本、小倉の各氏=3日、名古屋市東区

 愛知県で開催中の国際芸術祭・あいちトリエンナーレ2019の企画展の一つ「表現の不自由展・その後」が中止に追い込まれた問題で3日夜、同企画展の実行委員会は中止の決定に抗議する声明を発表しました。

 企画展実行委員会の岩崎貞明、岡本有佳、小倉利丸の3氏が名古屋市で会見。岩崎氏が声明を読み上げ、展示中止の発表は一方的に通告されたもので「実行委員会一同は強く反対し、抗議します」と訴えました。声明は、会期末までの展示継続を希望し、一方的な中止決定に法的対抗手段も検討するとしています。

 岡本氏は、「表現の不自由展の年表に、もう一行増やす事態になってしまった。あいまいにできない。どうして起きたのかを明らかにしていかなければいけない」と訴えました。

(8月5日 しんぶん赤旗)