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みんなで実現40年 栄総行動 「安倍政権に怒り」

 名古屋市内で14日、「みんなの要求 みんなで実現」をスローガンに第90回栄総行動が行われました。市内の労働組合や市民団体、争議団から、のべ150人が参加し、集会・デモ・要請行動に取り組みました。

 「一人では実現できない要求でも、みんなでいっしょにやれば実現できる」と1978年から続いている運動で、今年で40年になります。

 昼休みには、繁華街、官庁街などから3コースに分かれてデモ行進。中区・栄ひろばをめざして「なくせブラック企業」、「憲法改悪反対」などとコールし、沿道の市民らにアピールしました。

 集結集会であいさつに立った望月祐多実行委員長は「40年前に行動を始め、多くの争議解決と市民要求が実現した。一方で未解決の問題・課題がある。さらに運動を広げ要求を実現しよう」と述べました。

 社保庁解体による不当解雇撤回を求める争議団、中区の保育士が古沢公園の存続や処遇改善、スーパーで働く青年が劣悪な労働環境について報告し、支援を訴えました。参加者は「消費税増税、労働法制改悪、憲法9条改悪など国民を苦しめる安倍政権に強い怒りを感じる」との決議文を採択しました。

 参加者は、朝の出勤時や昼休みに地下鉄駅前などでビラ配布や署名に取り組み、終結集会の前後には名古屋市、愛知労働局、中部電力、愛知経営者協会など16団体へ要請を行いました。

(11月17日 しんぶん赤旗)