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改憲阻む共同 地域から 3000万署名推進へ集い

 名古屋市千種区で10月28日、全国市民アクションが呼びかけた「安倍9条改憲NO!3000万署名」推進へ千種・名東の集いが開かれ、110人が参加しました。俳優の天野鎮雄さん、原昭午・愛知東邦大学元学長、水田洋・名古屋大学名誉教授らが呼びかけ人の実行委員会主催です。日本共産党の、さいとう愛子市議が参加しました。

 開会あいさつで呼びかけ人の千種区9条の会の栗本伸子さんは「戦前、千種区に軍需工場が多くあり米軍の空襲で民間人を含め多くの犠牲者がでた。二度と戦争をしないため、安倍首相による改憲を広範で多様な人々を結集して阻止しよう」と訴えました。

 九条の会事務局の渡辺治・一橋大学名誉教授が「総選挙後、安倍改憲の新段階と運動の課題」と題して講演。渡辺氏は安倍首相の改憲戦略、安倍首相が解散・総選挙に踏み切った狙い、総選挙結果を受けての改憲情勢の変化、今度の運動の課題について述べ、「9条改憲阻止へ3000万署名の意義が増してきた。地域の力、共同の力を総選挙が立証した。改憲許さぬ共同は地域から。地域が立ち上がり3000万署名の先頭に」と強調しました。

 参加者から「総選挙で改憲勢力が議席を伸ばし、少し気分が落ち込んでいた。講演を聞き、落ち込んでいる場合ではないと思った。今から署名に取り組む」、「市民の力、共同の力の威力を知った。草の根の力、署名の力で安倍首相が改憲を発議できないようにする」などの感想が寄せられました。

 講演後、呼びかけ人が署名推進めざし、「安倍9条改憲NO!千種・名東市民アクション」の結成を提案。参加者全員の拍手で確認しました。同アクションは来年5月まで7万3000人を目標に地域、団体の共同を広げ取り組みます。4日午前10時から千種区の東山動植物園前で統一署名行動を計画しています。

(11月1日 しんぶん赤旗)