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辺野古・高江守れ 名古屋行動1年

 名古屋市中区で毎週土曜日行われている「高江・辺野古 みんなの平和をまもれ名古屋アクション」が7月29日、行動開始から1周年を迎え、市民ら50人以上が参加。リレートーク、ギターや三線(さんしん)の演奏、写真展示など多彩に取り組み、米軍新基地建設反対の声をあげました。

 呼びかけ人の二村優子さんは、「沖縄では機動隊の暴力による排除に非暴力で抵抗を続けています。一日でも早く、基地建設を断念させるよう頑張ろう」と呼びかけました。

 愛知県警が沖縄に派遣したのは違法だとして住民訴訟をおこした原告の1人、松本八重子さん(68)もマイクを握り、「沖縄の住民排除に、愛知県民の税金が使われている。現地が望まない基地建設を強行する理不尽を許しちゃいけない」と話しました。

 伊江島出身の小山初子さん(63)は、「座り込みや抗議は、戦争を繰り返させない子どもたちに平和を残したいの一心です。日本は法治国家。まずは政治家が法律を守るべきだ」。2回目から動画ネット配信をしている男性は「同じ行動に取り組む人たちと連帯し、現地を励ましたい」と述べました。

 参加者は、それぞれの思いを書いた画用紙を持ってスタンディング。「弥勒世果報(みるくゆがふ)」や「青空」「沖縄を返せ」など、ギターや三線の演奏に合わせて歌いました。通行人の注目を集め、撮影する人の姿やカンパする人もいました。

(8月1日 しんぶん赤旗)