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税金は市民の生活に 演説会でいわき候補訴え

 
 名古屋市長選(23日投票)で勝利をめざす「新しい名古屋をともにつくる会」の、いわき正光候補の個人演説会が13日、名古屋市内3カ所で開かれました。会場はどこも満員となり、熱気につつまれました。日本共産党も参加する革新市政の会は、いわき氏を自主支援しています。

 中川区で、いわき氏は、河村たかし市長の8年の市政運営について「名古屋城木造天守閣」問題や市民税減税を取り上げ、「市民の声を聞かず、説明責任を果たしていない」と批判。減税の実態は「金持ち優遇減税」だとして、「減税を強調しておきながら、天守閣木造化など税金を無駄遣いしようとしている。市民の生活向上のためにこそ、税金は使われるべき。くらし、福祉、教育が充実した名古屋をいっしょにつくっていきましょう」と力強く訴えました。

 応援演説で平松清志弁護士は、「河村市長は思い付き政治で未来のビジョンはない。子どもたちの未来を考えるいわき候補を勝たせよう」とのべました。中1と小5の子を持つ母親(40)は「給食費は、小学校6年間で20万円以上。義務教育中にかかる費用は無料にしてほしい」。敬老パスの利用範囲拡大を訴える男性は「敬老パスは、買い物やお出かけにも利用され、経済効果は市民税減税より高い。家庭から名古屋の景気をよくしていこう」と話しました。

 日本共産党の江上博之市議が情勢報告し、「河村市長は減税の名のもとに市民サービスを削減してきた。いわき候補を先頭に市民の声を聞く、市民参加の政治を実現していこう」と話しました。革新市政の会の西村総務代表世話人が行動提起し、「住み続けられ、住んでてよかったと思える名古屋をいわき候補とともにつくっていこう」と話しました。

(4月15日 しんぶん赤旗)